写真のようなパイプハンガーは、取り扱いも簡単ですし、特筆することはありません。あえて言えば、高さ調整が出来るタイプは、一番小さい状態にして運ぶくらいでしょうか。
トラックに積む時は、軽量で丈夫ではないので、私の現役時代はなるべく上のほうに積むようにしていました。割とスペースをとるので、パイプハンガーを積むスペースを確保するのは結構難しいです。
掛かっている洋服は、ユーザーの皆さんは引越し当日までそのままでいいです。今の引越し業者は、大抵どこでもハンガーボックスというものを持っています。これに服を移し変えて、新居に運搬後にパイプハンガーに服を戻して、ハンガーボックスを持って帰るという作業を行います。依頼される引越し業者にこのサービスがあるか確認してみてください。
パイプハンガーの中には、洋服ダンスほどの高さがあって、外部を布やビニール製のカバーで覆ってあるものがあります。これの分解・組み立ては、なかなか時間と手間がかかります。私の経験では、一般的な引越し作業の流れの中で、このタイプのパイプハンガーを分解・組み立てすることを想定して、見積もるのは間違いではないかなぁと思ったりしていました。
分解せずに運ぶのも良いですが、その場合、大きすぎてトラックに積む場合に困ります。大きいのに強度がないものは、荷台でのスペース確保に手間取るからです。
かといって見積もり時の営業マンは、分解・組み立てを行って、パイプハンガーが小さくなっていると想定して、そのまま運ぶための容積を計算していないことが多いので、結局分解・組み立てすることになり、作業時間がかかることになります。
このあたりの細かな判断ができる営業マンが引越し業界には少ないのが現状です。作業員経験のない者が営業マンになる引越し業者が多いからなんですよね。 |