押入れの中で使う整理ダンスのことですが、材質や大きさは様々です。
勿論、大型の洋服ダンスなどに比べると小さいのですが、扱いを間違えると破損や階段のクロスなどを傷つけたりする、破損発生の確率の高い家具です。
それは、ほとんどのケースで吊り作業が必要ない大きさでありながら、そういった家具類の中ではもっとも大きな部類の家具だからです。戸建の階段の幅ぎりぎりの大きさだったり、部屋の入り口や廊下の幅ぎりぎりだったりします。
また、特に金属性のものは角がとがっていたりして、クロスに触れただけで簡単に破れます。大きな家具ではないので引越し業者によっては梱包を行わなかったりしますので、そういった場合は危険です。
またこれも材質によりますが、スチール製のものなど強度の低いタイプのものは、中身が入ったまま無理に運ぶと、歪んだりすることもあります。中身を抜く必要があるかどうかは各引越し業者さんに確認しましょう。
家屋の搬出入経路と押入れタンスの大きさ・形状・材質の兼ね合いにもよりますが、私が引越し業者の作業員をしていた時は、場合によっては引き出し部分と枠組み部分を別々に運んで、破損やクロスの破れの発生率を低くするように努めていた記憶があります。(お客様が荷物を入れっぱなしにされてる場合です)
必ずしも上下をそのままで運べる訳ではありません。廊下やドアを通したりする時に、90度傾けるときもありますので、それではまずい様な荷物は必ず抜くようにしてくださいね。
『押入れタンス』の続きを読む |